物々交換とは
いつもオンラインストアでご購入下さるお客様で、こんにゃくを手作りされているお客様がいらっしゃいます。
お便りのお返事を毎回下さっては、そのこんにゃくと和がらしを合わせて召し上がっている様子をお話し下さって居たのですが、わたしも作って食べてみたいなどと話したせいか、ご厚意で手作りこんにゃくを送って下さいました。
透明度が高くてツヤツヤのプルップル。食べると臭みはなく、家族みんなで箸が止まらない美味しさ!子供たちも、「こんなに美味しいこんにゃく初めてだー!毎日食べたい!!」と大騒ぎ。
糸こんにゃくも同梱して下さっていたので、こちらは甘辛醤油炒めにして頂きました。
醤油と和がらしはとにかく相性が良いのですが、淡白で臭みのないこんにゃくの食感と甘辛い醤油の香ばしさ、それに和がらしを添えて、とても美味しく頂きました。
ごちそうさまでした。
友人たちと物々交換することはあれど、お客様からオススメを頂けるなんて、考えたこともなかったので、本当に嬉しく美味しい時間でした。
ごちそうさまでした。
今回はお言葉に甘えさせて頂きましたが、本当は、こうして物々交換でやり取りできれば良いのになぁ…と実店舗のオープン当初から考えていました。
そして、ついに昨年の11月には物々交換がメインのイベントに出店しました。
しかしー!結果は撃沈。。
というのも、出店するまでは、親しい友人におやつを頂いた換わりにお野菜をあげたり、お茶をご馳走になった換わりに、おやつを持って行ったり、その物の価格など気にせずともやり取りしていたはずなのに、出店となると、イコール🟰稼ぎという意識も働いてしまい、ついついウチの商品の価値や価格と見比べて、こちらからの交換を申し出ることを申し訳なく感じてしまったのです。
なんと言っても、この不要な物、興味のない物や今は必要ない物との交換を提案された時の戸惑いや気まずさったらなく、その時に、日頃物々交換させてもらっている友人たちの顔を思い浮かべては、本当に尊いことをさせてもらってたんだなぁ…と有り難みを感じたのでした。
そもそも物々交換とは、信頼関係がないと成り立ちにくいのだな、と。
お互いを想い合い、あの人にこれをあげたいな、これ食べてもらったら喜ぶだろうな!という気持ちから成り立つワケで、これはいくらなのに、向こうのくれた物のが安いやないか…なんて考えたりするようなら、交換なんてしない方が良い。
要は、物々交換とは気々交換。
それは価値や価格では計れないような物なんだよなぁ…と改めて気付かされたのでした。
その物々交換のイベント。
結局最後には、友人に配り歩いて終わりました。
それが1番心地良かった。
我が家は物々交換でお魚もお野菜も回って来て、毎度本当に豊かな食卓です。
そんな仲間に恵まれていることに感謝して、今日も献立を考えたいと思います。