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2020-11-20

連日、風も強く温かすぎる気持ちの悪い日が続いています。

とは言え、庭から見える山々も紅葉し始めているし、
温かければ、洗濯物がよく乾きます。
毎日のように泥んこになって帰って来る人たちの服を、
下洗いしては、洗濯機に入れて干す。
綾部はカラッとした晴れが少ないらしいから、
回せる時に回してしまう。
夜の間から干すのに1日で乾かない日も。
除湿乾燥機が手放せないという知人の言うことも念頭に置きながら、
さて、我が家はどうして行こう?
と毎日毎日、生活しながら、ここでの暮らしをアップデートし、
ワクワクし続けるために考えています。

夜は20時に寝て、2時とか3時に目が覚める。
眠ければまた寝るし、
冴えていれば、やりたいことに手をつける。
その方が、昼間、気持ち良く過ごせることが多い。
(昼寝も含め)

保育園までの道のりは車で15分。
信号がないおかげで、もっと早く感じストレスもない。
毎日、眠い目を擦りながら夕飯をとる会長や社長を見ると、
ここに来て良かったんだな…
と、しみじみ思います。
遊び疲れて寝る姿なんて、
埼玉ではほとんど見られなかったから。

子どもも大人も充実してるなぁ♡
と思える瞬間。

猟期も開始になり、かずさんは連日、
師匠に付いて回って、
鹿さんたちを中心に獣と対峙。
ピンと張り詰めた空気が流れているのは、
撮って来た写真1枚からでも十分に伝わって来ます。

命とのやり取り。

師匠の
寒山拾得 さんは、この暗い山の中を独り向き合っています。
限りなく、獣の気持ちにも寄り添い、
出来るだけ苦しまないようにと殺め方に思考を凝らして。
昨日の鹿さんは70kgあったそうです。
死んで、脱力すれば、体感はそれ以上。
殺め方もそうだが、殺める場所によっては、
連れ出すことも困難。
殺めてから時間が経てば、血が回り、
美味しくは戴くことが出来ません。

「いかに苦しめず、いかに美味しく戴くか…」

相反するようにも思えるけれど、
命を戴くということは、そういうこと。
当たり前には戴けない。
戴いてはならないのだと、より思うようになりました。
それは、獣のみならず、
他の動物、魚や野菜、この世に生きとし生けるものを戴くのなら、
全てに言えることなんだと思います。

綾部に来てから、
・比較すること
・競うこと
・稼ぐこと
・秀でること
の無意味さを痛感しています。

“生きること”そのものが尊くて、
それ以上のものはないこと。

生きていること、
美味しいものが食べられていること、
誰かが犠牲になり、
命を捧げてくれているおかげで戴けていること。
それらを改めて感じています。

今は、その中で、
「ここで美味しく楽しく生きること」
それを頭に置いています。

告知遅くなりましたが、
明日、11月21日(土)、22日(日)と、
デザイン・クリエイティブセンター神戸にて開催される、

「We Feed The Planet Japan 2020
-地球を想う、おいしい選択会議-」
https://fb.me/e/1MBPMLRbq

に、お誘い頂き、出店させて頂くことになりました。
(私たちは21日のみの出店です!)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「食」というのはいつの時代も、どんな人であっても関わりを持っている分野です。
You are what you eat. 食べ物はその人そのものをあらわします。
同時に、「食」は多くの問題の原因ともなっています。
食の大量生産ラインは、地球の生態系を崩し、多様性を奪い、
多くの環境問題を引き起こしています。
少数の企業による市場の独占、森林伐採による農地の減少、温室効果ガスの増加、
そして百億人もの栄養失調者がいながらも、
二百億人もの人間が食べ過ぎによる健康問題を抱えているなど、
地球が抱える矛盾は数を挙げればきりがありません。
言葉を変えれば、このフードシステムを改善することは、
貧困、飢餓、汚染、紛争を解決することに通じます。
1980年代以降に生まれた私達の世代は、「フードシステム」というものが
当たり前のように存在しているという意識があるかもしれません。
しかし、自分たちの望むシステムは、自分たちの手で創り、変えていくということに
目を向けていかなければなりません。
「地球」という名の船に乗る船員として、存在している問題に目を向け、
どんな解決策が考えられるのか、

どうやってこの食のシステムを少しでも良いものにしていけるか、
私達の世代が本格的に舵をとる前に、考え、行動する必要があります。

We Feed The Planet Japan 2020。
食べるところから、ACTIONが起こせる機会をつくります。
「おいしかった」で終わらない、「おいしい」を入口に気づくこと、動けることがある。
地球のために、「おいしい」を入口に、わたしたちにできることを考え、選択する2日間へ。

〜HPより抜粋〜〜〜〜〜〜〜

関西での大きなイベントは初出店です。
しかも、飲食の出店ではなく、
“和がらし”のみでの挑戦です。

他の調味料もお持ちしようかと迷いましたが、
イベントのテーマから、
私たちが1番伝えたい商品のみで楽しんでみよう!
ということになりました。

99.999%輸入に頼り、
いつ、この世から無くなってしまってもおかしくない。
このコロナ禍だからこそ、
私たちが純国産の和がらしをタネを取り、生産から加工まで手掛ける意味が、伝わるんじゃないかな?
と思ってます。

和がらしのみならず、知らず知らずのうちに消え行く、
尊い作物や文化があるはずです。
安かろう良かろうは便利だけど、
全てに於いて弊害が出て来ること。
これは、今すぐ形にならないからこそ、
今!気付いた今から!取り組まなければならないと思っています。

将来、会長や社長が大きくなった時に、
「父ちゃん母ちゃん何してくれてんだよ!!」
と思われるか、
「父ちゃん母ちゃんやってくれたな!」
と思われるか。
評価されることに期待せず、
何かしらの形を残せるように、
楽しみながら乗り越えて行けたらいいなと思っています。

関西にお友達やお知り合いの居る方は、
是非シェアをお願いします。

皆さんお誘い合わせの上、
是非ともご来場下さい。

関西の皆さんにお会い出来るのを楽しみにしています!!

ほどほど屋 エイト
hodohodoya8.com

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