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2020-12-01

終わったどー!

浦和マルシェ、3日間ご来場ありがとうございました!

思い起こせば、約4年前。
毎週のように各地でマーケットイベントが開催され、
私たちは週6で店を開けつつ、
週末は隔週イベント出店する。
そんな鬼のような日々を送っていました。

お誘い頂くもの全てに出店するのが困難なほどのハイペースぶりに、
いよいよ限界を感じたのは、
イベントから、実店舗へ殆どと言って良いほどお客さんが繋がっていないことでした。
1度の集客に安心させられても、
私たちの取り柄である、密なコミュニケーションが出来ずにいた裏側には、
横に繋がる個人事業主の人と出会う以外、
何も残っていなかったんです。

保健所の指導も年々厳しくなっていました。
「もし、この先、イベントが飽和し、イベント自体開催しなくなるような日が来たら…」
そうよぎることも増え、イベント出店へのスタンスを変えました。
とにかく想いのある誘い方をしてくれる人たちの元にだけ出向く。
それ以外はお店を温める。

そう変化して起こったのは、
私たちの精神の安定でした。

何を言っても、
“美味しいは楽しい!”は曲げられない。

私たちが楽しんでお客さんとの時間を過ごすということは、
美味しいものを提供するのに欠かせないこと。
そして、ほどほど屋で過ごすお客さんにとっても、
何にも代え難いコトなのだと確信してから、
より、お客さんとの距離感が近くなったと感じることが出来るようになった気がします。

主催者だけ、出店者だけが楽しいイベントではなく、
みんながマルっと楽しめるイベントは、
そうたくさんあるものではありません。
そうなるものには、やはり、主催者さんの想いが大きく、
その想いに出店者さんが同じ温度で賛同して、
いかにお客さんに押し付けがましくなく伝えられて、
共有出来るかが大切なのだ、
と思っていました。

浦和マルシェというイベントはそれが成り立っているイベントだなと思っています。
出店者の数が増えると、それがどうしても不可能になって来るものです。
しかし、このイベントは、主催者が良い意味熱苦しいほどお客さんや出店者を想い(←尊敬の念で)
出店者がそれに応えるかのように、主催者の久保さん、横の出店者の繋がりを想い、
それぞれのお客さんを想う。

主催者のkuboパンこと久保輝美さん
今年初出店の面々。左からオラトニアハニーさん、uptoさん、花野(kaya)さん、久保さん、R*oomさん、yukikomatsuiさん、1番右は2年目yokaさん。
湘南料理塾の平野さん、kitokusaの小林さん
treさんとhalの後藤由紀子さん
koromo-cha-ya・Houttuynia cordataの中臣美香さん
今年はゆっくり話せたたくまたまえさん
ご来場のcimai まきこさんとゆきこさん
公私共に仲良しのこちらも姉妹ユニットのっくの鈴木さんと秋山さん、今回は鈴木さんが野菜料理めいとして出店
伊勢丹スタッフの皆様、ご配慮ありがとうございます!

地域のみんなで子育てしたり、おかずをやりとりして暮らしている長屋のような感覚です。

自分のことだけじゃない。
相手を想ってこそ、輪というのは成り立つのだと、
頭で考えるより先に身体が動く感覚。

それが出来るのは、主催者の久保さんが自らそう動く姿を見せてくれているおかげだと思います。

新しい生活様式が、ジワジワと新しさを失いつつある中、
どうしても、このままで良いのだろうか?
マスクはいつ外せるのだろうか?
ということに疑問を持たずにはいられない。

表情が見えず、声が聞き取りにくいことに苛立ち、
話すことが面倒にも感じて来る。
そんな誰しもが抱いているだろう疑問や想いも、
やはり目を見て、手を取り、心を通わせることで、
それら全てが、人と人とが結びつく根源なのだと、
そして、それが生きる活力へのバロメーターになるのだと、
揺るぎなく感じさせてくれる3日間でした。

ご来場下さった皆さん、
お誘い下さった久保さん、
隅々までご配慮下さった伊勢丹スタッフの皆さん、
好きを貫き、それに愛情を注ぎ、紡ぎ、形にしている出店者の皆さん、
本当に本当にありがとうございました。

連日たくさんの方々に会うことが出来て、
わたしが出来ることを改めて確認することが出来た日々でした。
人と会うことはパワー使うけど、
その分もらえるものも計り知れない。
だから、わたしは人を好きになれたんだ。

関われる規模が小さくなって、
本当の形が見えた。

人は持ち過ぎている。
シンプルにすれば分かるもの。
削ぎ落とすことよりも、
抱える続けることのが困難。

今日、綾部に帰ります。
またいつの日か…

ほどほど屋 エイト

hodohodoya8.com

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